サプリメントとは? その1
サプリメント(supplement)
サプリメント(supplement)という英語を直訳すると、「補助するもの」とか「補完するもの」という意味になるそうです。日本では、錠剤やカプセル状になった栄養補助食品を指すことが定着していますね。「補助」「補完」ですから、生活に必要な栄養は食事で摂り、サプリメントは、足りないものを補うものです。 サプリメント健康バイブル(2008年刊)(小学館:NPO日本サプリメント協会著)の「はじめに」に次のようにあります。
「10年ほど前、「ユニバーサルデザイン」 という考え方に接しました。従来の「大衆」へ向けてのモノ作りから、「個人」へ向けてのモノ作りを提言する新しい潮流でしたが、要は、たっ たー人の悩みや苦言を探求し、それに応じた細やかで思慮深い配慮をしてこそモノが活きてくる、という考え方です。 同じころ、「サプリメント」という素材が世の中に登場し、なるほど、これこそ"健康のユニバーサルデザイン"ではないかと考えたものです。
自身の体質や体調、生活状況に合わせた選択ができ、セルフケアで健康管理を行える素材がサプリメントだからです。ところが、巷のサプリメントの中には、 「老若男女、万病に効く!」 といった触れ込みや、「飲むだけで誰でも痩せる」といった甘い言葉でアピールし、個人のセルフケアを助けることより、売らんがために都合のよい情報ばかりを押しつけてきたものもあります。
当然のことながら、そうした情報は、デメリットやリスクを伝えようとしないため、生活者は偏った知識で商品を理解し、選択せざるを得ません。」 長くなりそうなので、次回に続きを書きます。